繁殖部門

大いなる自然のもと、母も子ものびのびと。

アイヌ語の「シベッチャ」という発音が由来の標茶(しべちゃ)町。「大きな川のほとり」という意味そのままに、釧路川、別寒辺牛川、西別川の三大河川が流れ、湖沼一帯には湿地帯が分布し、星空が美しいと言われる町です。

手つかずの自然が織りなす大地のもと、ゆったりとした牛舎環境で、母牛も子牛も健康そのものに育っています。

生まれたばかりの子牛には母牛の初乳をたっぷり飲ませ、丈夫な体になるための免疫抗体をつけます。生後6ヶ月まではストレスが生じないよう個体管理を行ない、その後広い牛舎へ移動。

牛舎の清掃をこまめに行なうことで病原菌等の感染を防ぎ、常に清潔で過ごしやすい空間を保持しながら、時間と愛情をかけて飼育しています。

母牛は放牧によって適度な運動をし、ストレスのない自然の環境で過ごします。

繁殖農場

北海道川上郡標茶町

約300頭の母牛が、広大な北海道標茶町の農場で飼養されています。星降る街として有名な北海道標茶町、清涼な気候と環境のもと母牛も子牛も元気に育っています。子牛は約7ヶ月北海道で育ち山形に移されます。

山形県最上地区管内(2農場)

山形の北に位置する最上地方、真室川町と鮭川村に合わせて200頭ほどの母牛を飼養しております。山形生まれ山形育ちの「山形牛」を生産、今後はさらに増頭増産する予定です。

能力のある健康的な牛をつくる為の繁殖牧場のとりくみ
  1. 血統良く育種価の高い素牛を選定して導入する。
  2. 体格バランス良く枝肉成績のいい娘牛を保留する。
  3. 受精卵移植を利用して遺伝的改良を行う。
  4. 牛一頭一頭よく観察したっぷり愛情をかけ健康に育つよう日々配慮しています。
  5. 母牛・子牛のストレスを無くす為牛舎環境の整備や飼育環境上の改善を行っています。

 

繁殖事業で経済的に価値の高い和牛を増やすとりくみ
  1. 受精卵の販売事業  年間800個
  2. 受精卵移植事業
  3. 酪農家の借り腹事業  年間100頭